§「歯石」の原因と対策 §
■歯周病の原因のひとつに「歯石」の放置があります。歯石という言葉は皆さんよくご存知ですが、どうして歯石ができるのかについてはあまり知られていません。今回は歯石の原因と対策です。
■歯石は、歯垢(しこう)と唾液中のカルシウムが結合して石のように硬くなり、それが歯に強く付着したものです。つまり、汚れと細菌によってできる歯垢が歯石に「悪の変身」を遂げるというわけです。
■ですから、歯石ができやすい場所は歯の表面で汚れが残りやすいところです。特に唾液線の出口があり、歯垢と唾液中のカルシウムが結合しやすい場所は注意が必要です。たとえば、歯と歯茎との境や歯の間、下あごの前歯の裏側、上あごの奥歯の表側などが該当します。
■虫歯と違い、歯石をそのままにしておいても痛みが出るわけではありません。ただ、放置しておくと歯周病の原因になるので、取り除く必要があります。自分で歯石を取り除く器具も市販されていますが、どうしても取り残したり、歯肉を傷つけてしまう恐れがあります。やはり歯科医院での除去が必要です。
■歯石の表面はザラザラしていて汚れが付きやすく、放置しておくとどんどん状態が悪化します。ひどくなると、歯肉の縁から歯周ポケット(歯と歯茎の間)の深いところにまで付着してしまいます。こうなると、除去の際に痛みや出血を伴う可能性も出てきます。
■歯周病予防のためにも、日ごろから定期的に歯石のチェックを行うことが大切です。
歯石については、当歯科医院にご相談ください♪
歯は認知症にも影響
■歯の状態が悪いと認知症にかかるリスクが高くなることが明らかになりました。これは日本福祉大学の近藤克則教授を中心とした研究グループの調査結果によるものです。
■歯を失うと歯周病になり、糖尿病や心疾患など全身の健康状態に悪影響を及ぼすことは明らかになっていましたが、歯の状態が認知症に影響するかどうかはこれまでわかっていませんでした。
■研究グループは、2003年に愛知県の65歳以上の健常者を対象に郵送調査をし、その後4年間にわたり認知症の認定を受けたか否かを追跡調査しました。
■その結果、年齢や治療疾患の有無、生活習慣などに関わらず、歯がほとんどなく義歯を使用していない人、あまり噛めない人、かかりつけ歯科医院のない人は、認知症発症のリスクが高くなることが明らかになりました。
■特に、歯がほとんどないのに義歯を使用していない人は、20本以上歯が残っている人の1.9倍も認知症発症のリスクが高いことがわかりました。また、あまり噛めない人は何でも噛める人の1.5倍、かかりつけ歯科医院のない人はある人の1.4倍もリスクが高くなることもわかりました。
■この結果に対し研究グループは、歯を失う原因となる歯周病などの炎症が直接脳に影響を及ぼすこと、また咀嚼(そしゃく)機能の低下が脳の認知機能の低下を招いている可能性を示唆しています。また、かかりつけ歯科医院の有無については、歯科疾患の予防や治療が認知症の予防につながっていると見ています。
かかりつけの歯科医院できちんとケアすることが大切なんですネ♪
ブラセンタはやはり肌に良い!
歯周病治療のためにブラセンタ注射を行っている患者様が、注射をするようになって肌がきれいになったのと肝臓の調子が良くなったとおっしゃっていました。私はその効果のことを知ってはいましたが、その患者様に美肌効果があることは説明していませんでした。おそらくその患者様は美肌効果については知らなかったと思います。患者様が体感できるほど効果があったということですから大したものです。最近では内科・皮膚科だけでなく歯科や眼科でも使用されるようになってきました。色々な可能性を秘めた薬です。
「歯の神様」は味噌?
昨年は神社などパワースポットが人気を集め、歌の世界でも植村花菜の「トイレの神様」が
大ブレイク。何やら神様づいていますが、歯の世界では群馬県沼田市にある天桂寺の
「味噌なめ地蔵」がパワースポットとして注目を集めています。
「味噌なめ地蔵」は赤い衣の前掛けをつけた2体の座像で、口のまわりには味噌が塗り
つけられています。昔から、この石像の頬や口のまわりに味噌を塗って祈願すれば、
歯痛をはじめ万(よろず)の痛みが治ると言い伝えられてきたんですね。この地方では、
味噌には歯痛に伴う熱を冷ます効果があると信じられてきたようです。
近くに行かれた時は、ぜひ立ち寄ってみてください♪
ひみこの歯がいーぜ
昔の人は今よりずっと噛む回数が多かったようです。邪馬台国の女王、卑弥呼(ひみこ)もよく噛み、健康な歯で国を統治していたのではないでしょうか。そんな卑弥呼にあやかるべく、学校食事研究会が噛むことの効用を標語にしています。「ひみこの歯がいーぜ」です。
■ひ 肥満を防ぐ:よく噛んで食べると、脳の満腹中枢が働いて、食べ過ぎを防ぎます。
■み 味覚の発達:よく噛んで味わうと、食べ物の味がよくわかります。
■こ 言葉の発音がはっきり:よく噛むと
口の周りの筋肉が鍛えられ、表情が豊かになると同時に、口をしっかり開けてきれいな発音もできるようになります。
■の 脳の発達:あごを開けたり閉じたりする噛む運動は脳細胞の働きを活発にし、子どもの知育を助け、高齢者の認知症を防ぎます。
■は 歯の病気を防ぐ:よく噛むと、唾液がたくさん出ます。唾液には、口の中をきれいにして細菌感染を防いだり、虫歯になりかかった歯の表面をもとに戻す働きがあり、 虫歯や歯周病を防ぎます。
■が がんを防ぐ:唾液に含まれる酵素には発がん物質の発がん作用を防ぐ働きがあります。
■いー 胃腸の働きを促進する:昔から「歯丈夫、胃丈夫、大丈夫」と言われるように、よく噛むと消化酵素がたくさん出て、消化を助けます。
■ぜ 全身の体力向上と全力投球:よく噛んで歯を丈夫にすると、ここ一番というときに、歯を食いしばって力を出せます。
■皆さまのご家庭でも、「ひみこの歯がいーぜ」を食卓での話題にし、家族全員で健康な歯と体づくりに取り組まれてはいかがでしょうか♪














